2014年5月31日土曜日

人権フィールドワーク(現地学習)長崎を訪ねて

 
  
見る・聞く・感じる
長崎人権フイールドワーク


  久しぶりにバスに乗り,向学心旺盛な人々40名が遠足気分で一路長崎へ・・「原爆と同和とキリシタン」のテーマ学習に出かけました。  

     1.主  催 七隈校区人権尊重推進協議会
    2.実施期日 5月29日(金)
    3.参加者  40名
    4.行  程 
          8時30分   出発
          11時    原爆跡地フィールドワーク
          12時30分  昼食
          15時    帰着
 

   「平和記念像」右手は原爆の脅威,左手は平和を表現,記念像をバックに参加者グループ別に記念写真

       

    今日の案内人と事前の打ち合わせ   

 
  「長崎刑務所浦上支所跡地」被爆当時は刑務所に日本以外の外国人が,理不尽に多く収容されていました

   浦上収容所も被爆,全壊,全員死亡,公園の周囲には東西にむき出しのコンクリート塊が横たわり,悲劇と戦争の惨さが明らかになっています

  
 「フランスから寄贈の平和母子像」
   平和公園内に建立され世界の平和を祈願しています   

 
  「原爆落下中心碑」
     参加者全員で被災者に黙とう。

 この碑,上空約500メートルで原爆が炸裂,尊い人命が奪われた。これは「爆弾を落とす事を指示する人,実行する人,傍で見ている人,犠牲になった人」これらの構図は,現在の「いじめ」に繋がっている,とガイドさん
   

    「当時の爆心地で残ったコンクリート遺構」


   「浦上天主堂」キリスト教信仰の拠り所となった天主堂は,四番崩れの舞となった。しかし原爆で堂壁,鐘楼の一部が倒壊や焼失。
 天主堂前で収まる七隈校区自治協議会役員さんたち


    「原爆で倒壊した
       浦上天主堂「堂壁」の一部」

 今「原爆落下中心地公園」に再建されています。実際に焼け焦がれた堂壁は原爆の惨さを物語っています
   

 
  「浦上天主堂の崩れ落ちた鐘楼」周囲の壁石に沿って落下。今なお当時の惨さを物語っています。中からかすかに「アンジェラスの鐘」が悲しげに顔を覗かせています

  
  「流配碑」キリシタン禁教政策として信徒を全国20藩に送致。流配された人々600人が死亡,人々の慰霊碑である。   

 
  「拷問石」天主堂入口付近に展示。信徒たちが雪の降る日に全裸でこの石の上に座らせられ棄教を迫られた,という逸話が伝わっている

 
  「永井博士記念館」今の建物の前身として昭和27年長崎市立図書館として,その後変遷を経て今日に至る。館は博士の精神を受けついだ貴重な資料が閲覧できる

    「如己堂」病床にあった永井博士のために浦上の人達が建てた2畳一間の家・博士は,己のごとく人を愛せよ,の言葉を残した

 
  「長崎市科学館プラネタウム館」前にて写真をパチり!
 今日の人権フイールドワーク・・充実してました。皆の笑顔が物語っています